西川産業株式会社
西川産業株式会社といえば、タオルメーカーの大手です。
冠婚葬祭他返礼品のカタログには、同社の海外ライセンスブランドのタオル製品が必ず掲載されています。
私も何度かバスタオルを返礼品として使用し、さらには送った先から似たようなバスタオルが返ってきた来たこともあります。
バスタオルの返礼品は、値段も手ごろで軽くかさばらず女手でも扱いやすく予備があれば保管しやすいのも理由でしたが、季節的に夏の時期にあたると家族が多ければ使用する機会が多いからとも思い選んでいたと記憶しています。
ところで、大判のバスタオルの中には、大きくて厚みがあり毎日のお風呂上りに使用するには乾きづらく使いづらい物があります。
自分も返礼品にしておきながら、長い間見栄えのために全くもって無駄な物と思っていました。
バスタオルはもう少し薄手で小ぶりの方が使いやすい、けれども今時はノーブランド品でも同等な物が安く買えて価値がないかなあとまで思っていました。
しかし、要るときには要るものなのだとある時分かる時が来ました。
大判で厚みがあるバスタオルの必要性に気が付いたのは、それは私が入院して手術をした際です。
入院時には大判のバスタオルを持ってきてください、と言われたのですが、荷物になるためそこそこのサイズを持って行っていたところ、前日に母が看護婦さんにもう少し大きいサイズのバスタオルを用意してくださいと頼まれていました。
手術を終えて、病室に運ばれた際には麻酔が切れかかっていったため意識がかすかにありました。
よ~いしょっ!台からベッドに私の体を移す際、看護師さん達が掴んでいたのは私の体ではなく体の下に敷かれていた例の大判バスタオルでした。
皮肉なのかそういう目的の物なのか…。
以来、予算と合致した時のタオルの返礼は、この手の物にしようと改めて思いました。
そのバスタオルは、もう一度使う機会があって役目を終えました。
職場で同僚とバスタオルの話をした際、自分も大判のバスタオルは全部使っちゃったという同僚に、バスタオルって消耗品だよね、と言う一方で口には出さないものの何か大変なことあったのかなと深読みしてしまう私でした。
それにしても、高級なタオルにあるヘム近くのブランド名が刺繍された硬い織部分、なかなか乾きません!
冬の乾燥が大変です。